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豊のいえ

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「豊(ゆたか)はお祖父ちゃんの名前です。季節ごとに様々な作物が実る豊かなこの土地を、私のために 残してくれました。」
感謝の気持ちを込めて、玄関に下げたのれんには「豊」の文字を入れてあります。
豊… ゆたか… なんと心地いい響き…
いつも穏やかな笑顔で周囲を幸せな気持ちにさせてくれる、ご夫婦にぴったりの言葉。
その土地やおふたりに似合う 心が “ゆたか” になる空間 にしたいと心から願った家です。

開口6m、奥行20m の南北に細⻑い敷地に
鳥が翼をたたみ、穏やかに羽を休めているようなフォルム、
ほぼワンルーム、20 坪の平屋の空間を立体的に使うことで、採光や収納を確保しました。
天井高4m のメインルームにはダイニングテーブルもソファーも置かないというおふたりには
わざわざ語らう“場“をつくらなくてもお互いの存在を意識できる距離感と
それぞれの個の時間を尊重できる、そんな空間構成。
収納上をロフトにすることで視野角を上にも広げています。
昼は大きなFIX 窓からのあふれる光、夜は間接照明の穏やかな光の中で、
必ず視界に入るお互いを確認しながら、ゆったりとした豊かな時間が流れます。
タタミカウンターではミシンかけ、ロフトでウクレレ、
壁に投影した映画をタタミでもロフトからも愉しんで、
キッチン前カウンターではリモートワーク…
おふたりが無垢の木の豊かな香りに包まれながら、ずっとゆたかな暮らしを愉しめる
そんな家になっていったら嬉しいです。

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